ネット上で既成事実化する B-CAS 廃止
2008年 10月 8日 18:32池田信夫さんの書いた ASCII.jp の記事、「「第5権力」としてのウェブ」によると、
総務省の「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会(デジコン委員会)」は9月26日、地上デジタル放送のB-CASを見直すことを決めた。6月にまとめられた第5次答申では「消費者や権利者の立場からB-CASについてさまざまな指摘が行なわれた」ことを理由に廃止の方向を打ち出している。放送局も反対していないので、B-CASの廃止が事実上決まった。
ということで、B-CAS 廃止が確定したような感じで書いてあります。実際2ちゃんねるや、はてブのコメントなんかを見てみると、廃止大歓迎な意見がたくさん書き込まれていたりします。
ただ、実際に傍聴した茂木和洋さんのサイト「10月7日(火) 池田 信夫 教授の記事に関して」なんかを見てみると、
ASCII.jp の【「第5権力」としてのウェブ】で B-CAS 廃止が確定したかのような記事が出ていますが、問題の委員会を傍聴している立場としては、そんな流れはこれっぽっちも伺えませんでした。
という感じだったみたいで、現状で廃止が確定した分けではなさそうです。
問題の「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会 第44回」についての AV Watch の記事「「技術と契約」の観点からB-CAS見直しへ」なんかでも、
委員会の主査を務める慶応義塾大学の村井純教授は、委員会内に設けられた技術検討ワーキンググループ(WG)における議論を報告。B-CAS見直しについては、法律などによる著作権保護の「制度」エンフォースメント(実効性の担保)についても議論されていたが、「技術と契約」によるエンフォースメントを基本としながら、見直しを図っていく方針を示した。
ということで、「廃止」とまでは書いてなかったです。
ネット上では、「「第5権力」としてのウェブ」の記事から、B-CAS 廃止は確定したかのような騒ぎになっていますが、どうも、まだまだ先行きは不透明っぽいです。
邪推すると、池田信夫さんは、まだまだ先行き不透明なのは百も承知の上で、ネットの人々を煽って B-CAS 廃止の既成事実化を計ったのかなぁなんて思いました。
ウェブを「第5権力」と定義しているぐらいだから、それ相応の影響力を期待して煽っているのかなぁと。。。
まぁ、僕も B-CAS とか大嫌いなので、とっとと廃止してほしいんですけど、なんというか、ネット上の世論を既成事実化して、いろいろと社会に影響を与えていくっていうやり方は、ちょっと面白いかもと思った次第です。
