そこにインセンティブがある限り。

インセンティブのお話について考えてみたので、ちょっと書いてみます。

ここで言う、インセンティブっていうのは「お金がもらえる」ということだけではなくて、経済学でいうインセンティブのお話でして、「動機づけ」とか「誘因」とか言われているものの話です。もちろん、「お金がもらえる」ということもインセンティブの一つではある分けです。

例えば、分かりやすい例だと、働くとお金がもらえます。というのもインセンティブですよね。「お金がもらえる」ことによって、働くという「動機づけ」がなされるわけです。

「お金がもらえる」どころか、「お金を払いたくなる」インセンティブもあります。例えば、ガチャをやるとレアカードがあたることがあります。っていうものです。みんなレアカードがあたるかもという「誘因」に誘われて、必死でガチャをやります。お金を払ってまで、何度も何度もガチャをやったりするわけですね。

こうしたインセンティブっていうのは制度設計をやる上ではすごく重要なんだと思います。国の制度を作る上でもそうですし、webサービスを作ったり、運営したりする上でも、すごく重要な要素だと思います。

どういうインセンティブが働くかを考えないで、制度設計をしてしまうと、思わぬ問題が発生したりします。有名な話だと、アメリカで1960年代に制定されたシートベルト法です。この法律は、車にシートベルトの設置を義務付けるものでした。全ての車にシートベルトが設置されれば、死亡事故を減らすことができるだろうという考えで制定されたものです。
確かに、この法律によって死亡事故は減ったのですが、逆に軽微な事故が増えるという結果になってしまいました。
シートベルトをしていれば、多少は乱暴な運転をしても問題無いだろうというインセンティブが働いたせいで、軽微な事故が増えてしまったのです。

インセンティブの有無がいろいろな仕組みに影響を及ぼしている例は、他にもいろいろあります。
例えば、みんなが困っているスパムメール。このスパムメールも、利益が費用やリスクを上回っているというインセンティブ働いている間は、絶対に無くならない分けです。まとめサイトやキュレーションサイトが著作権を無視して他のサイトのコンテンツを平気でコピペしてしまうのも、マルチ商法にはまってしまった人が、友人関係を壊しながら、必死で勧誘活動を続けるのも、そこにインセンティブがあるからな分けです。

結局の所、人は、そこにインセンティブがある限り。必ずそれをやってしまうのです。

インセンティブをうまい具合に活用すれば、特に何もしなくても、人々をいろいろな方向に誘導できるような気がします。webサービスの仕組みを作る時にも、こうしたインセンティブの力を考慮した仕組みにするといい感じなサイトになるかもしれません。

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